2008年度特集

テーマ

 初代・大曇天返しのおどりテーマは『曇りのち晴れ〜阿国の咲かせた京都の笑顔〜』。
 歌舞伎の創始者「出雲阿国(いずものおくに)」を題材としました。

 阿国は安土桃山時代の女芸人で、出雲からやってきて京都で「かぶき踊り」を踊ったとされています。 戦国時代が終わり、まだ京都が疲弊していた時代、当時貴族のものであった“おどり”を、阿国は民衆の前で披露しました。
 女性が男性を演じるという当時としては斬新なスタイルが人気を博し、四条河原では連日人だかりができたといわれています。

 京都中に笑顔を咲かせていった阿国の意思を受け継ぎ、私たち大曇天返しも現代に笑顔を咲かせたいと願って踊りました。

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衣装

 色とりどりの衣装が並ぶ祭りの中でもひときわ目立つ初代・大曇天返しの衣装は、歌舞伎をイメージし、黄色と青をベースとした斬新な色使いの衣装です。

 袖を広げたときには、左袖の黄色い布の上に大きく書かれた「大曇天返し」の文字が目に飛び込みます。  デザインは2種類あり、男女で少しづつ柄が異なります。

 衣装はデザインから裁断・縫製に至るまで全て手作りで、袖の「大曇天返し」の文字も一文字づつ手書きで書かれています。

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